泌尿、生殖系統の病気について、以下に代表例を示す。
腎臓疾患 |
膀胱疾患 |
生殖疾患(男) |
生殖疾患(女) |
その他 |
腎炎 |
膀胱炎 |
前立腺炎 |
乳腺炎 |
尿道炎 |
腎臓結石 |
膀胱結石 |
前立腺ガン |
乳ガン |
血尿 |
腎不全 |
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ED |
生理痛・生理不順 |
尿路結石 |
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勃起不全 |
子宮筋腫 |
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精子欠如 |
子宮ガン |
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上述の病例の一部は感染や、ストレス、薬物などが原因だが、一部は飲食と直接関わっている。また、飲食が直接の原因でなくても、飲食療法を治療の一部に取り入れることで、特に腎臓疾患の方には大変よい効果がある。
感染の原因は多様であり、主に溶血性連鎖球菌、肺炎球菌、ブドウ球菌などの細菌感染が発症へとつながる。例えば、各種の腎炎、膀胱炎、尿道炎などの病症はこれらが原因となる。小児に発症しやすく、女性にもよく起きる。
子宮ガンのうちの子宮頸ガンはウイルスの侵入が原因となることもある。
ストレスが原因で発生する病気は、男性のED,勃起不全、女性の乳ガン、子宮ガン、生理不順が挙げられる。ただし、ストレスだけが原因ではなく、他の原因、例えば、ホルモンの分泌失調等も関係があり、食材にも深く関係している。
薬物による原因は、例えば抗生物質の副作用により泌尿、生殖の組織を損傷すること等である。
泌尿系の結石は飲食と切っても切れない関係にあり、また、前立腺炎、前立腺ガン、ED、勃起不全、精子欠如、乳腺炎、乳ガン、生理痛、生理不順、子宮筋腫、子宮ガンなどの病例も食事と直接関係していると言える。
泌尿系結石を患っている人は、お茶や水分の摂取が不足しているのがほとんどである。泌尿系の結石は、人が取った食事の中のシュウ酸が体内でカルシウムと結合して形成した物である。これを予防する方法の一つは、シュウ酸が多く含まれている食べ物の大量摂取を控えること。これは、泌尿系統の結石形成の確率を低下させる。もう一つは毎日水分を多く取ること。例えば、結石が体内で形成されても、小さいうちに、尿と一緒に自然排出して、大きくならなくなるのだ。結石の形成を予防する事が大切である。
日本人の食生活は欧米化が進み、高エネルギー、高タンパク質、高脂肪の食物の摂取が激増し、結石の形成につながるだけではなく、ガンの発生率も高くなっている。それだけではなく、子宮筋腫、子宮ガン、乳腺炎、乳ガン、前立腺炎、前立腺ガンも関係がある。
昔、日本では、こういった病気の発生率はかなり低かったが、それは、日本の魚と野菜を中心とした食事が効果が発揮したからである。
男性のED、勃起不全の問題も、食事に関係している。一部の食材は、精力低下、精子の産出を阻害する作用を持っている。例えば、ニガウリは精子の正常発育を阻害する作用があり、ED、勃起不全の人にはよくなく、精子欠如の人には全く適切ではない。また、ゴマ、タコ、海藻、もやし、シジミ、カモ、柿、セロリなども、こういった病症の回復を邪魔する。逆に、羊肉、ナマコ、海老、ニラ、ムール貝、ドジョウ、クルミ、クコの実、牡蠣、スッポン等は、精力剤として、中医学で今日も使われている。
各種の悪性腫瘍、つまりガンに対しては、ニンニク、ナガイモ、ゴマ、ギンナン、クルミ、ダイズ、キノコ類、多くの黄緑色野菜、柑橘類、キウイフルーツ、バナナ、リンゴ、お茶などは効果が持つ。逆に、たばこ、アルコール、塩分、焦げた肉、魚、肉、魚の加工食品、脂肪、添加剤、などはガンの発症因子であると言われている。
女性の生理痛も食物が原因となっている。特に、生理前後や生理中に、冷たい物を食べた場合、生理痛が起きる可能性が高くなると専門家は指摘している。逆に、こういった時期には、ニラ、ナマコ、ムール貝、イカ、シナモン、ショウガ、ネギ、ナツメ、金柑等の食べ物を摂取すると、痛みが緩和する。逆に、柿、ナシ、バナナ、カニ、ニガウリ等は痛みを強くする可能性がある。
生理不順の一つの原因は、極端なダイエットによる栄養不良、または、加工食品やジャンクフードばかりを摂取したことがあげられる。食事の栄養バランスを考えた上で、正しい食事を取れば、こういった病症はなくなるだろう。
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