易食研究所

 

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日本易食研究所 主宰      

◇漢方医学の虚症と実症◇
虚症
漢方医学では虚症は「陰虚、陽虚、陰陽双虚、気虚、血虚、気血双虚」に分けられている。
虚というのは、精気を失ったために、元気がないことを指している。
もし陰虚の人が陽虚に効果がある食物あるいは漢方薬を使用してしまったら、
健康に無益なだけでなく、有害であることは間違いない。
食物はおのおのの性質を持っているため、確かめて食べる事が必要である。
食物の性質は別の表があるので、参考にして下さい。
各虚症の主な症状
陰虚
陰虚の人は、手、足の真ん中が熱く、のどが渇き、便秘もしくは便が固く、
顔や舌が赤いなどの症状があらわれる。
陽虚
陽虚の人は、顔色が蒼白、寒がり、小便が多く、大便が薄く、脈が細いなどの症状を現れる。
気虚
気虚の主な症状は肺虚で、呼吸困難、喘息、無力などがある。
血虚
血虚の主な症状は貧血、血液循環不調、血小板減少、冷え症などがある。
気血双虚
気血双虚は呼吸系統、心血管循環系統に故障があるため、気、血ともに不足で、栄養失調の症状がある。

実症
実症は邪気が体に満ちあふれ、体の陰陽バランスが崩れたため、様々な症状が現れることを指す。
たとえば、風邪で高熱がでた場合、便秘、便血、吐血、鼻血、歯根腫れ、宿食などが実症となる。

あなたの体にどういった症状が表れているのか。

虚症、実症の主な治療方針
虚症の場合は、「補」する事を中心に考える。
「補」は、体の中で欠する栄養を補充する事で、栄養の補充により、元気と陰陽のバランスを取る。
実症の場合は、「洩」することを中心に考える。
「洩」は、体に満ちあふれている邪気を排出する事で、薬剤や食べ物を通して、
邪気を体外に排出し、元気と陰陽のバランスを取る。

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