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西安名園  華清池

華清池

 

華清池は西安臨潼県驪山の北麓にある。

伝説によると、西周の幽王は此処に離宮を建てている。秦、漢、隋の各朝が再建している。

元の名は湯泉宮で、後に温泉宮に改名された。

唐代の玄宗皇帝の時、土木工事を大いに興し、湯井を池に改造し、山に沿って宮殿を造り、この時初めて華清宮と称した。

また、建築は温泉の上にあるため、華清池とも称される。

華清池は玄宗皇帝と妃の行楽の別宮であり、皇帝は毎年の十月から年末まで、此処で過ごした。

記載によると、玄宗は開元二年(紀元714年)から、天宝14年(紀元755年)の41年の間に、36回も来ている。

華清池には4個の温泉は湧き出る穴があり、毎時間の総流量は112トンである。

水温は43度で、水中に多種の鉱物と有機物があり、皮膚の物理療法として有効である。

伝説中の中国四大美人の一人楊貴妃はいつも華清池の温泉に入浴している。

そのとき彼女が使った浴槽がそのまま残っていると言われている。

華清池の大門の両側に二本の大きな雪松がある。

二つの宮殿式建築の浴池が左右対称になり、後ろに新浴池があり、これに沿って右へ龍壁を越えたところに、九龍湖がある。

岸辺に柳が並ぶ鏡のような湖面は、建物を映す。

湖の東岸は宜春殿であり、北岸の飛霜殿は主体建築で、沈香殿と東岸の宜春殿と合い向き、西岸に九曲回廊がある。

北から南へ、龍石舫、晨旭亭、九龍橋、晩霞亭を経て、貴妃池の建築群にたどり着く。

蓮花湯の池形は石の蓮花であり、皇帝の入浴用池であった。

カイドウ湯の形はカイドウ花のようで、貴妃の入浴用池でもあった。

尚食湯は大臣達の入浴用池である。

星辰湯はもともと上と回りが何もなく、入浴しながら、満天の星を見ることが出来る。

貴妃池を経て、前面に望湖楼があり、蓮の池と飛霞閣がある。

伝説では、飛霞閣は楊貴妃が入浴後に、景色を見ながら、髪の毛を干した所である。

望湖楼から出て、右の階段から上に行くと、青々と繁茂する驪山に登ることが出来る。

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