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南昌名楼  滕王閣
      

滕王閣は中国三大名楼の中で最も優れた建築である。

滕王閣は唐代に建てられ、数度の興廃を経て、明代の景泰年間に再建された。

当時の規模は三階建てで、高さ27M、幅14Mである。1926年、当時の軍閥によって再度焼かれる。

現在の滕王閣は地下室を含め、9階建てであり、高さは57.5M、敷地面積は47000平米である。

この規模は、三大名楼に列された岳陽楼、黄鶴楼より遥かに大きい。

「滕王閣序」という文章により滕王閣は有名になった。これは唐初の四大名士の一人王勃が書いた散文である。

当時、王勃は親族訪問のため、南昌を通過した時、ちょうど南昌の行政長官は滕王閣の再建を完了し、

大勢の賓客を集めお祝いをしていた。

友人の招聘で、宴会に出席した王勃は酒を飲んで上機嫌になり、一気に「秋日登洪府滕王閣餞別序」(=滕王閣序)を作った。

来場の賓客は全てこれを絶賛し、拍手した。

これから、王勃は滕王閣により名声を博し、滕王閣は王勃の滕王閣序でますます有名になった。

以降、滕王閣は歴代の文人名士の送迎と賓客を招待する名所になった。

明代の開国皇帝の朱元璋も滕王閣で諸大臣を招待している。

滕王閣は南昌市の西にあり、ガン江に面している。これは芸術の殿堂とも言える。

一階は大型な漢白玉石で浮き彫りにされた「時来送風滕王閣」が飾られており、

これは王勃が「滕王閣序」を創作するときの情況を表現して、巧妙に歴史事実と有名な伝説を一体に融和した。

二階は長さ23.9M、幅2.55M、「人傑図」と名付けられた大型壁画があり、

秦代から明代までの80名の江西出身の名人の密画が飾られている。

これは四階にある江西の山川の精華を表現する「地霊図」と相応し、人に驚嘆される。

五階は眺めの最高な場所であり、真正面に蘇東坡の親筆の名編「滕王閣序」が展示されている。

すべての階に各自の主題があり、しかも全部滕王閣と関係がある。

滕王閣序で一番有名な文句は、「落霞与孤鶩斉飛、秋水共長天一色」で、対句として玄関の柱にかけられている。

毎年の晩秋の夕方に、はん陽湖区に数千数万の渡り鳥が飛んで来て、

生きた「落霞与孤鶩斉飛、秋水共長天一色」の図案を構成し、滕王閣の最大の名勝になっている。

滕王閣観光について

滕王閣は南昌市にある。南昌市へは、飛行機と列車を利用すれば行くことができる。

北京、上海、広州、武漢等の市から、直行便があり、列車もある。

杭州、長沙、衡陽、鄭州、南京、石家荘等からは列車で行くしかない。

南昌から九江まで、列車で3時間、高速道もでき、一時間あまりで到着する。

南昌市内に高級ホテルと普通の旅館がたくさんあり、宿泊を予約できる。

南昌で江西省の様々な名物を買うことができる。

例えば、景徳鎮の磁器、竹編みの製品、南豊の蜜柑、封缶酒、四特酒、江西銘茶などがある。

南昌の風味料理は、スッポン料理、家郷肉、銀魚藉絲、勺子肉の炒めもの、小炒魚などがある。

有名な料理店は香江大酒楼、東方大酒家、時鮮楼などがある。

 

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