≪食べるクスリーー免疫力を高める食材ベスト66≫ (陳惠運 著)飛鳥新社出版 2004年2
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著者は1949年、中国上海市生まれ。86年上海市の大学卒業後、大東文化大学大学院文学研究科に入学。94年に博士課程を修了した。幼少の頃、父親の指導で中国の古文字を覚え、数多くの中国古典を読破。中でも漢方医学の古典は、父親が精通していたため、実存すると言われるもののほとんどを読み尽くしているという。
著者は「免疫力はどんな病気のも効く魔法の薬」と記し、「それは食事によって、高められる」と結論つけた。
今から15年まえ、日本語の勉強や、生活のためのアルバイトに追われてストレスが重なり、胃潰瘍を患う。55キロあった体重は42キロに減少した。そのとき「薬食同源」の食事を実践、回復した経験から、「これこそが健康を保つ秘訣」と考え、「少しでも多くの人に実践してもらいたい」との思いで本書を執筆したという。ここでは66品目の食材が紹介されている。選品は、「漢方医学で昔からよいとされているもので、西洋医学的な研究・実験によって、効果が知られていること」「自分の経験」の2点から行われた。研究結果がない食材と、過剰摂取による副作用が未確定な食材ー松の実、ゴマ、ラッキョウ、桂皮、菜花、小松菜、舞茸、ブロッコリー、カボチャ、ナス、オリーブオイル、茶油、魚介類多数ーははずしたという。理由について、本書に記されている。
食材はランキング形式で1位から66位まで順に紹介。ニンニク、干しシイタケに始まり、サクランボで終わる。それぞれに一般書とはいえ、かなり詳しく効果・効能(分析図付き)、成分、効果的な調理法が記されている。巻末にレシピ。参考文献も多数掲載。(漢方医薬新聞・2004年9月1日の紹介により)
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