易食研究所

日本易食研究所　主宰　　

◇陰陽五行と五臓◇

陰陽とは、対立している両面のことを指す。
たとえば、「昼は陽であり、夜は陰である」、「男性は陽であり、女性は陰である」、
「熱は陽であり、寒は陰である」といったことである。

中国の「易経」に、「太極は両儀」を生むという言葉がある。
もちろん、ここでいう両儀とは、陰と陽のことを指している。
易と八卦はすべて陰と陽で構成されている。
中国の医学の奇書と呼ばれる「黄帝内経」は、人間の体の中の脈を陽経と陰経に分け、
病気の治療には、陰陽のバランスを取ることで体の健康を保つことを考えている。
五行は金、木、水、火、土である。
東洋哲学の考えでは、世界のすべての物は五行の金、木水、火、土の五つの元素で構成されている。
人間の体の各部も、五行に所属している。
たとえば、内臓の場合には、膵臓、胃が土に属し、その中でも膵臓が陰の土であり、胃が陽の土を示す。
心臓は火に、肝臓は木に、肺は金に、腎臓は水に属する。

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