気虚
気虚というのは、気が不足した状態で、肺と膵臓(脾)に起こる症状です。
漢方医学では肺が全身の気を管理し、膵臓が体の本であると考えています。
これは全身の各組織器官、肺が新鮮な空気を吸い、膵臓が水、穀の気(各種栄養物質)を
吸収する事によって効能活動を維持する事を意味します。
もし、肺と膵臓が気虚であると(肺、膵臓の効能を弱くなる)、人体の生命活動、
各組織器官の効能は動力を弱められます。さらに全身が気虚になると、元気がなくなってしまうのです。
気虚の症状は、膵臓気虚の場合、食欲不振、下痢、全身に浮腫、脱腸などの症状が現れます。
肺気虚の場合、無力感、動くと喘息、風邪を引きやすい、寝汗などの症状が現れます。
肺気虚と膵臓気虚の共同症状は疲労を感じやすい、
手足に脱力感、舌が薄白や薄紅色になる、脈が弱い等です。
気虚は慢性胃腸炎、慢性肝炎、慢性気管支炎併発肺気腫、慢性充血性心臓衰弱、心臓病、
糖尿病、神経官能症、各種貧血、腫瘤、各種慢性衰弱症の患者がほとんどです。
血虚
血虚というのは、肝臓に血液が不足していることと心臓、膵臓の血液が不足していることを指します。
漢方医学は心と膵臓が血液を管理し、肝臓が血液を貯蔵すると考えてられています。
また、腎臓も血液と関係があると一部の専門家は考えています。
血虚の症状は、顔色が悪い、唇、舌、爪などの色が蒼白になる、
めまい、頭がふらふらする、動悸、脱力感、手足のしびれなどです。
血虚は各種貧血症、血液病、癌及び各種慢性衰弱病の患者に現れます。
気、血両虚
気、血両虚というのは、気虚症と血虚症が両方同時に現れる事を指しています。
気虚にある症状たとえば疲れやすく、食欲不振などの状態と血虚にある症状たとえば顔色が悪い、
めまい、頭がふらふらするなどがあります。
気、血両虚は、各種貧血、慢性胃腸炎、肺心病、糖尿病、心臓病、腫瘤などの患者に現れます。戻る
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