広西自治区の結核病死亡率、最高に

　中国広西チワン族自治区の衛生庁によると、広西地区は中国の結核病発生が最もひどい地区であることが明らかになった。今まで、広西地区で結核桿菌に感染した人は１５００万人にのぼり、そのうち活動性肺結核と伝染性肺結核の患者は３６万人いる。また、毎年、一万人の結核患者が死亡している。特に、農村の方が都市より患者が多く、青年、中年の発病率と死亡率が高く、結核は広西チワン族自治区の単一病種の最も死亡率の高い病気になった。
　広西自治区の経済基礎は弱く、農村の環境も悪いため、人口の移動が多く、また、耐薬性の結核菌の蔓延、エイズと二重感染などの問題もあり、結核病が広がったといわれ、さらに、一部の病院は結核病の専門病院ではないにも関わらず、診療費を稼ぐ為に、患者を専門病院に移さなかったため、患者の病状が重くなり、伝染の拡大に拍車をかけたそうだ。
　

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