夜の仕事、胃腸病が発生しやすい

　アメリカ国家職業安全と健康協会の研究者はアメリカの自動車製造メーカーの３４３名の労働者の出勤時間と胃腸の状況を調べた結果、上述の労働者のうち、夜勤の仕事が一切なくでも、午後２：３０〜夜１１：００と午前６：００〜午後２：３０に、毎週交代で出勤する者は、普通の時間帯に出勤する者より、悪心、消化不良、腹痛、食欲減退、下痢などの症状が、出やすく、胃潰瘍、結腸炎、結腸ポリープなどの病状は普通の人の３倍以上の発生率があると指摘した。
　また、原因について、研究者たちは、上述の労働者は睡眠時間の確保できないことを指摘した。不規則な出勤時間のせいで、十分な睡眠が取れず、人体内の飲食と消化を制御する体内時計が乱れてしまったり、親友たちとの交流の時間がとれず、ストレスの増大による胃腸病の発生のリスクが増えたりするのだという。もちろん、睡眠は免疫力の増進、記憶力の促進、気分の調節にも影響する。

戻る

Copyright (C) Toujyou.com. All Rights Reserved