日本の赤ちゃん、六つの内臓移植成功

　１月１５日、アメリカのABC放送局は、アメリカのマイアミ大学のジャクソン医学センターが生後１１ヶ月の日本人に、六つの内臓を移植する手術に成功し、赤ちゃんの回復は順調であると報道した。
　赤ちゃんは双子で、片方の赤ちゃんが生後５ヶ月に、中等度の腸捻転と診断された。腸の末端部が捻転しているため、正常に機能する腸が短く、しかも、長期の点滴による肝臓の損害を発生し、衰弱状態になった。これを救う唯一の方法は器官の移植しかなかった。
　しかし、日本の法律では、１５歳以下の児童の臓器提供は禁じられており、器官移植に必要な子供は外国で手術を受けるしかない。
　昨年の１２月２４日、ジャクソン医学センターは８．５時間の手術を行い、この赤ちゃんに肝臓、膵臓、胃、大腸、小腸、脾臓の六つの臓器を移植し、手術に成功した。この手術の責任者、マイアミ大学の加藤智昭医師は、患者にとっては、術後の二年間を過ごす事は厳しいが、一年目の生存率は９０％以上と言い、この子の術後の回復は大変良いとも述べた。
　

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