巨大頭蓋内解離性動脈瘤の手術成功

　２月１１日、中国新華綱は、北京清華大学玉泉医院の機能と顕微神経外科の主任陳国強教授が先日、珍しい巨大な頭蓋内解離性動脈瘤を切除する手術に成功したと報じた。この病気に対する報道は、世界で５０例にも満たず、中国で成功した報道は今まで一例もなかった。患者は現在平常である。
　二ヶ月前、中国山西省晋城に住む３４歳の農民の左の目の視力が突然低下し、てんかんの発作も繰り返し、しかも、右の目にも影響が出るようになった。地元の病院の検査で、患者の脳の左側に約８センチ大きさの病変があり、病変の中央に異常増大の結果がはっきり見えた。病気の性質は不明で、また病変部位が大きすぎたため、地元の病院では治療できず、患者は北京の玉泉医院を訪れた。
　患者の資料を詳しく見た結果、陳教授は病名をきわめて珍しい頭蓋内解離性動脈瘤と判断した。この動脈瘤は大きすぎて、手術中に供血動脈を制御することが難しく、大出血で患者が死亡する可能性もとても高い。治療チームは詳しい手術案と緊急対応措置を作り、６時間に及ぶ手術の末、動脈瘤の切除に成功した。患者の視力は回復し、言語、肢体などの後遺症も一切ないという。

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