唾液で疾病検査

　新華綱の報道によると、アメリカ科学促進協会年会の研究者は、２月１７日、彼らが開発している唾液分析技術が、新たな疾病検査の手段として、将来血液検査や尿検査に変わる可能性をもっていることを明らかにした。
　研究者たちは唾液は多種のタンパク質を含む混合物であり、血液中の各種タンパク質成分は唾液の中にも存在し、しかも血液や尿液の中の各種タンパク質の変化も正確に反映されるという。多くの病気の発生も唾液に化学的な記録が残される。そのため、唾液の成分を研究し、一つ健康の標準を設立すれば、病気の診断が簡単となる。
　アメリカのペンシルベニア大学の研究チームは「開発された新しい技術は、患者の唾液により、ウイルスとばい菌感染と関係するDNA、抗体とそのほかの化合物を確定することができる。この技術はエイズ、炭疽菌などのウイルス感染を診断でき、カリフォルニア大学ロサンゼルス分校の研究者も、唾液により、口腔腫瘍で分泌されたタンパク質を検査する技術が開発された」と報告した。
　研究者は、唾液の検査は簡単で、採血の苦痛と採尿の不便を避けられ、尿検査における不正が唾液の検査でなくすことができると考えた。
　

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