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◇健康ニュース◇

 

緑茶の抽出物がガンを抑制


 アメリカの≪臨床ガン研究≫雑誌に、カリフォルニア大学ロサンゼルス分校研究チームが、緑茶の抽出物がガンを抑制、しかも健康細胞に傷を付けないとの研究結果を発表した。研究チームは、緑茶の抽出物は有効な抗ガン物質になる可能性があると見ている。
 この研究のリーダであった副教授、中国華僑の饒建寧は、研究成果は緑茶の抽出物の作用のメカニズムへの理解につながると考えている。
 ガンの発展はガン細胞の拡散運動と密接な関係があり、ガン細胞が運動すれば、「アクチン再築」という進行過程が発動する。一旦、この進行過程が始まると、ガン細胞は健康な組織に侵入し、ガンの拡散を導く。緑茶はこの「アクチン再築」の進行過程を破壊し、ガン細胞に粘着して、運動を阻止、また、ガン細胞の老化を促進する。
 饒氏は、ガン細胞は侵略性を持つが、緑茶の抽出物はその侵略の道をこわし、ガン細胞の拡散を制限するため、ガン治療と予後が簡単になると語った。
 今まで、一部の研究は、緑茶の抽出物が膀胱ガンを含む多くのガンに有効である成果をすでに発表している。饒氏の研究チームは、緑茶の抽出物の胃ガン及び他のガンに対する効力を検証している。また、以前の研究と違い、彼の研究チームで用いられている緑茶の抽出物の成分は、普段飲用されている緑茶と大変似ている。これは緑茶を常用すれば抗ガン効果があることを意味し、少なくとも、人体のガンに対する抵抗能力を増強できると考えられる。ただ、現在、研究の対象はいくつかの膀胱ガン細胞系に限られ、緑茶の抗ガンメカニズムの明示には、さらに研究が必要である。
 他の専門家は、「この研究成果は緑茶にはガン予防と治療の潜在能力があることを証明した。特に、この成果は膀胱ガンに発症しやすい人の発見、発病率を低下を助けられる」と指摘している。

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