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◇健康ニュース◇

 

ベルベリンのコレステロール降下作用


 雑誌「ネイチャーメディシン」に、中国の研究者と臨床医師の研究成果が発表された。この研究で、分子水準により、ベルベリン(漢方薬黄連の根茎に含まれている成分)が血中コレステロール、トリグリセライドを降下する作用の原因が突き止められた。
 中国医学科学院生物技術研究所所長蒋建東がリーダとする研究チームは数年間、遺伝子の序列、細胞、動物実験及び臨床治療など多方面で、ベルベリンの血中コレステロール、トリグリセライドを降下させる薬理作用、薬用効果、分子メカニズムなどに対し、系統的に研究を行った。
 研究では、ベルベリンが遺伝子変換に基づいて、3Vutr区域でLDL(悪玉)受容体のメッセンジャーリボ核酸に作用し、血脂を下げていたことを発見した。これは今まで使用していたTATIN類の血脂降下薬のメカニズムとは全く違う。この研究は、理論上、新型の血脂降下薬の開発への新たな標を提供したことになる。
 臨床研究では、ベルベリンを一日に1g飲むという習慣を三ヶ月続けたところ、高脂血症の患者のコレステロール、LDL、トリグリセライドが20%〜35%降下した。この結果は高脂血症の金色ハムスターでの実験でも証明された。研究者はベルベリンはTATIN類薬物の代替薬になる可能性があり、またはTATIN類の薬物と共同で心血管疾患の治療にも期待されると語った。

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