キスでＥＢウイルス感染

　新華綱によると、香港の専門家は、鼻咽頭ガンを引き起こすＥＢウイルスは、唾液を通して伝染することがあるため、キスで鼻咽頭ガンになるリスクが増加すると指摘し、また、今まで、ＥＢウイルスに対抗できる薬物がないため、市民に見慣れない人とはキスしないように、呼びかけている。
　香港港安病院健康生活促進センターの専門家は、健康講座で次のように指摘した。ＥＢウイルスはキスウイルスとも称され、原因はこの種のウイルスが唾液によって伝染するためで、キスが最も感染しやすい方式となっている。多くの研究報告は、多数の鼻咽頭ガン患者からＥＢウイルスが検出されており、ＥＢウイルスが鼻咽頭ガンを誘発すると推論されている。キスは他にも様々な伝染病の原因となっている。台湾で、２０代の青年がキスによってＥＢウイルスに感染し、酷い咽喉扁桃腺炎、頸部と全身のリンパ腺肥大などの病症を引き起こした。ＥＢウイルスはまた、クシャミ、咳、共用の食器、輸血などからも感染する。感染すると頭痛、熱、肝臓肥大、脱水、下痢があらわれ、２〜４週間を持続する。免疫力が低下している人はさらに長引く。今まで、このウイルスに対する治療薬はなく、患者が自分の免疫力で抵抗するしかない。このため、専門家はキスが危ないと指摘している。

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