十分な栄養がガン治療に有効

　香港衛生署の資料から、２００４年の香港人のガン死亡者数は１１９２８人であることが明らかになった。これは、香港の全死亡者数の３１％を占め、ガンは最大の死因となっている。
　専門家は、ガン治療期間中に、患者の抵抗力が低くなることが多いが、十分な量の栄養素を摂取すれば、自身の抵抗力を高めることで、併発症を避けられ、治療に効果があると指摘した。
　現在のガン治療の外科手術は、切除、放射治療と化学療法が主な方法である。しかし、この三種の方法はいずれも患者の抵抗力を弱め、白血球細胞、自然抗ガン細胞とＴリンパ細胞などの人体免疫細胞の数を減らす。
香港の研究では、ガン患者にアルギニン、リポ核酸とω多元不飽和脂肪酸などの経口栄養剤を投与すると、併発症や敗血症の発生が普通の患者より３％減り、入院日数も２〜３日減少する。
　上述の栄養素は、普通、豚肉、鶏肉、牛肉、豆類、乳類及び魚介類などに含まれている。しかし、ガン患者は治療後に食欲不振になってしまうため、日常の飲食ぁら十分な栄養素を得られなくなってしまう事が多い。
　

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