ギンナンの葉で緑内障治療

　中国浙江温嶺第一人民医院の眼科は、ギンナンの葉の製剤を原発性緑内障の治療に用い、視力の保護に良い効果を得た。
　研究者は４０例（６０個の眼球）の原発性緑内障の患者を選び、二つのチームに分けた。一つのチームはビタミン類などの薬を服用し、もう一つのチームは同じような薬を使うと同時に、ギンナンの葉の製剤を加えて使用した。そして、両チームの患者の視力、視野、視覚誘発電位を比べた。
　研究者は治療後、ギンナンの葉の製剤を使用した患者は、視力の改善が未使用患者より多く、視野は使用したチームの患者の平均敏感度が著しく高くなり、視野の平均欠損が減少した。視覚誘発電位は、３つの眼球が波形を回復し、２０個の眼球が著しく改善していた。
　緑内障の発病メカニズムは不明で、現在の治療では主に薬物或いは手術で眼圧を低下させる。しかし、一部の患者は眼圧が抑制されても視力機能は相変わらず衰退していた。今回の研究では、ギンナンの葉の製剤が視神経の保護、視力機能を高める作用があることがわかったのである。
　ギンナンの葉は、心、脳血管の疾患や神経系の疾患の治療に用いられている。

　

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