易食研究所

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◇健康ニュース◇

 

喫煙と冠性心疾患


 本人に心臓病の発病歴がなく、動悸や胸の痛みなどもないのに、心電図での検査は明らかに心筋虚血の症状を示す。これが潜伏性冠性心疾患である。
 普段、冠性心疾患は高齢者や糖尿病患者に多く見られるが、中年の人は高齢でなく、糖尿病でもなく、症状がないのに、なぜ冠性心疾患があるのか。
 アメリカの研究者は長期間喫煙者と喫煙しない人に対して行った研究の結果、たばこ1本を吸った後は高温に対する痛覚閾値が高くなるが、喫煙しない人は無変化であることがわかった。ニコチンは神経に影響を与え、痛みの敏感性を低下し、冠性心疾患の症状を隠す。
 無症状の冠性心疾患の人は、病状は発展し、狭心症や急死性冠性心疾患も発生する。患者は禁煙し、治療を受け、病状の進行を止める必要がある。



 

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