易食研究所

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日本易食研究所 主宰      

◇健康ニュース◇

 

粗食すぎると逆効果


 玄米、雑穀などの粗食は栄養が良いと言われ、多くの人、特に年寄りに人気がある。確かに、そういった粗食には精米にない栄養素が多く残っている。また、炭水化物の含有量が低く、食物繊維が多く、ビタミンBも多くある。ソバにはルチン、葉緑素があり、高血圧を予防できる。トウモロコシは腸の動きを加速し、大腸ガンの予防に作用があり、高脂血症、動脈硬化の予防に効果がある。肥満、糖尿病、便秘の患者もこういう粗食をとれば、症状が改善できるといわれている。
 しかし、粗食には多くの食物繊維とフィチン酸があり、毎日食物繊維50g以上を摂取し、それが長期間にわたると、タンパク質の補充に支障が起き、脂肪の利用率が低下する。また、骨格、心臓、血液及び臓器の機能が損害され、免疫機能が低くなり、生殖力まで影響を与える可能性がある。ソバ、エン麦、トウモロコシなどにはフィチン酸が多く、ミネラルの吸収に影響し、腸内の代謝を乱す恐れもある。
 食物繊維を取りすぎると、若い女性に危害がもっと大きい。食物繊維はコレステロールを排出し、女性ホルモンの合成を減らし、子宮などの生殖器官の発育に影響する。年寄りが多く取ると、消化吸収機能が弱くなり、栄養不良、貧血、脳の老衰を促進する。
 粗食と精米のよい配分は、粗食6割、精米4割だそうだ。また、さまざまな粗食を混ぜて食べるのも、栄養的にバランスがとれる。



 

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