適度の飲酒で脳の老化を遅延

　ロイター通信社１１月４日の報道で、アメリカのペンシルベニア州精神医学専門家のマリ・カンコリ氏が、適度に飲酒した老人は、飲酒しない老人より、脳を健康に保っていることを発見したことを報じた。以前にも、泥酔やアルコール依存症の弊害が注目されることがあったが、適度な飲酒は人体に有利であるとカンコリ氏は語った。
　七年間の調査で、カンコリ氏は１０００人の６５歳以上の住民を選んだ。調査を開始した時点では彼たちには老年認知症は全くなかった。カンコリ氏は老人たちを三つのチームに分け、一つのチームは全然飲酒させず、一つのチームは毎月一回飲酒させ、一つのチームは毎月に一回以上飲酒させた。研究者は定期的に老人たちの脳の状況を記録し、知力、脳の反応速度、行為能力などを測定した。調査結果、軽い飲酒や適度な飲酒の老人の脳の能力の衰退の程度は飲酒しない老人より少ないことが判明したのである。


　

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