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◇健康ニュース◇

 

空気汚染と高脂質食で心血管病


 アメリカのニューヨーク大学医学院の研究チームは、都市の空気汚染と油っぽい食品が、心臓病を誘発するという報告を12月20日に発表した。報告は最近の<アメリカ医学会雑誌>に発表されている。
アメリカでは、毎年6万人が汚染した空気中の炭粉、じん埃、煙中の微顆粒を吸入した事が原因で、早死している。
 動物実験によると、車や発電所から放出された廃ガス中の微顆粒物質が肺に入ると、心血管系に損害を与え、血小板を増やし、血管が細くなって弾性を失い、炎症を引き起こす。体内のこういった悪化は心臓病を発作させ、脳卒中を誘発する。
 研究の責任者は、空気汚染と動脈硬化に因果関係があることを確認したのである。
 研究では4組のネズミをきれいな空気と普通の食事、きれいな空気と高脂肪な食事、汚染環境で普通の食事、汚染環境で高脂肪の食事に分け、実験を行った。汚染環境はニューヨークの中心地程度の汚染に相当する環境を用意した。
 汚染環境に居たネズミはきれいな空気に居たネズミより状況が悪く、高脂肪食で汚染環境に居たネズミの状況は最も悪く、42%が血小板で動脈梗塞をおこした。高脂肪食できれいな空気にいたネズミの動脈梗塞率も26%に達した。

 

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