緑茶で子宮内膜ガン予防
上海腫瘍研究所最近の調査研究で、お茶、特に緑茶は子宮内膜ガンに予防作用があることがわかった。ただし、この予防は閉経前の女性に限る。
研究者は１９９７年１月から２００２年１２月まで、３０歳から６９歳の上海在住の、子宮内膜ガンを新たに発症した女性を研究対象として、同じ年齢の健康女性と比較し、お茶を飲む回数などを調べた。お茶を飲む女性、特に緑茶を飲む人は、飲まない人の子宮内膜ガンのリスクより低く、飲む回数が多ければ多いほど、リスクの低下が明らかであることが分かった。毎週７回以上飲む人は、リスクが２０％低下した。飲酒、喫煙の経歴がない女性は、リスクが２３％、毎月緑茶を２００ｇ以上飲む人は３０％低下した。
子宮内膜ガンはホルモン依存性の腫瘍で、多量の女性ホルモンの露出が主な病因である。緑茶は体内の女性ホルモンの水準を低下させるため、子宮内膜ガンのリスクを低下したのだと研究者は分析した。また、お茶のカテキンはリンパ細胞の増殖を促進し、免疫力を増加させた。
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