易食研究所

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◇健康ニュース◇

女性の貧血予防


 世界衛生機構(WHO)の調査で、50%の児童、20%の成年女性、40%の妊婦が鉄欠乏の貧血を発生している事が分かった。
 女性は生理特徴から貧血が発生しやすい。青春期の女子は発育が旺盛で、鉄分の需要量が多く、生理がある時はさらに貧血になりやすい。妊娠期やほ乳期の女性は、胎児や嬰児に栄養を与えるため、鉄の需要量が多くなる。こういった時期に鉄の補充が不十分となれば、貧血は避けられない。中高年の女性は、胃腸の吸収機能が弱まるため、造血機能が弱くなり、貧血になる人も多い。
 女性は生理特徴以外に、飲食面の不注意や不良習慣なども鉄欠乏貧血を引き起こす原因である。
 動物性食物は鉄分が豊かで吸収率も高く、普段の食事で野菜と肉のバランスを取ることが重要である。植物性食物の鉄分は吸収量が低く、植物性食物にしか頼らない人は、鉄欠乏になることが多い。
 牛乳の鉄分はきわめて少なく、吸収率も低いため、母乳の代わりには使えず、牛乳を与えられた嬰児や幼児の貧血の原因になる。
 ビタミンCやレモン酸、リンゴ酸が多く含まれている野菜や果物は、鉄分の腸内での溶解度を増やし、吸収しやすくしてくれる。ただ、フィタート、シュウ酸塩が多く含まれている野菜は注意が必要で、鉄の吸収を邪魔する。コーヒーやお茶も鉄の吸収を抑制し、毎日飲み過ぎないことが大事である。
 

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