健康ニュース

　先日に、フランス国家健康と医学研究センターの発表した公報によると、１９９１年から始まった動脈老化疫病学研究は、飲食内容が脳の老衰に重要な影響を与えることを発見した。
　研究者は、１３８９名年齢６０歳から７０歳の老人に追跡調査を行い、その中に、男性は５７４人で、女性は８１５人である。研究者は二年毎に、彼らを全面的な検査を行い、大量の認知と生理変化のデータを獲得した。
　データを分析すると、研究者は、老人の認知能力の退化は、彼らの血液中のセレンの減少と密接な関係がある事を発見した。さらに、この変化は、体内のリコピン、ゼアキサンチンなどのカロチノイドの含有量とも密接な関係があることを突き止めた。
　上述の抗酸化物質の減少は、脳神経細胞の衰退を促進し、老人の認知能力を低下させるではないかと研究者は考えている。
　セレンはミネラルの一種であり、海産品や肉類により摂取でき、柚子、スイカ、トマトは大量のリコピンが含まれ、緑色野菜、トウモロコシ、果物の中にゼアキサンチンを多く含まれている。飲食を調節すれば、こういう抗酸化物質の摂取ができ、脳の老衰を遅延するには有益である。

戻る