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◇健康ニュース◇

ビタミンD摂取しすぎと致命


 ビタミンDは、近年来注目され、販売量が猛上昇している。カナダのガン協会は嘗て成人に毎日に1000IUのビタミンDの摂取を推薦した。
 しかし、最近、カナダのガン協会は警告を発し、人々がビタミンDを補充する際に、医者と相談を勧め、また、アメリカのFDAもビタミンDの中毒への注意を呼びかけた。
 多くのビタミン補充剤の中に、なぜビタミンDの摂取過多に警告されたのか。その原因は、ビタミンDは脂溶性のビタミンであるからだ。ビタミンは水溶性と脂溶性に分けられ、ビタミンB,Cなどは水溶性である為、摂取過多しても、人体に直接排出する事は出来る。しかし、ビタミンA,Dなどは脂溶性である為、肝臓の代謝を通して、水溶性の物質になった後に排外に排出できる。もし、肝臓の機能が不足、または摂取量が過多であると、ビタミンDは体内に蓄積し、毒副作用を現れる。
 ビタミンDの半減期は28日であり、体内に排出しにくい。例えば、一日目に1000IUを摂取すると、28日目に体内に500IUを残っている。もし、二日目にもう1000IUのビタミンDを摂取したら、二日目に体内に約2000IUが残り、3日目に3000I近くになる。そのため、毎日飲むと、体内に多く蓄積され、最終的に中毒になる。アメリカには2004年に284人がビタミンDに中毒され、その中に一人が死亡した。
 ビタミンDの短期的な毒副作用の症状は、食欲を失い、下痢、便秘、悪心、嘔吐、骨痛、頭痛、眠気、筋肉通、関節痛、不整脈、高血圧、腎機能不全などがある。長期の毒副作用の症状は、腎臓結石、神経麻痺、筋肉けいれんや萎縮、肝臓と腎臓の機能がよくない老人と児童に、特に危険である。
 実は、30分間で日光を浴び、人体の一日に必要なビタミンDが生成され、しかも浴びる時間が長くても、人体自身の過多生成はしない。日光は最も安全と安いビタミンDを生成できるだろう。

 

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