健康老人に毎日のアスピリンは必要ない
オーストラリアの研究者が、<ニューイングランド医学誌>に論文を発表し、毎日にアスピリンを飲み、心血管疾病の予防作用あるかどうかに確認するため、7年間にも及んで、19000名の70歳以上、心血管疾患のない健康老人に調査を行った。
結果は、毎日にアスピリンを飲んでも、顕著的に心臓発作または脳卒中を患うリスクの低下はできなく、また、健康寿命の延長にもできないと示した。また、アスピリンを飲む二兎たちに、3.8%がひどい出血が現れ、プラシーボを飲む対象組には2.8%しかなかった。上消化管の出血はアスピリンの副作用であり、老人によくみられる症状だ。
この研究のリーダである同国のモナサル大学の教授、ジョン・マイクネール氏は、この大規模の研究は、健康老人にアスピリンを飲む必要はないと示していると指摘し、ただし、心筋梗塞、狭心症、脳卒中などの患者が、医者の処方よりアスピリンを飲むはずだとも語った。
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